高等教育研究センターグローバル推進部門(以下「グローバル推進部門」)は、2025年12月13日、徳島県留学生地域交流推進事業の一環としてフィールドワーク「外国人留学生と日本人学生が共に学ぶ『徳島の観光』」を実施しました。
徳島県留学生地域交流推進事業は、留学生と日本人学生、さらに県内地域団体が協働してフィールドワーク等のイベントを開催することで、留学生と県民との交流を促進し、留学生の日本語能力や日本文化理解の向上、そして県内定着の推進を目的とする徳島県の委託事業です。
今回のフィールドワークでは、徳島県内の高等教育機関に所属する留学生と日本人学生、合わせて63名が大歩危、祖谷を訪れました。まず、「大歩危峡まんなか」を訪れ、観光遊覧船に乗り、船上から観光資源としての魅力を学びながら交流を深めました。 その後、同施設等を運営する会社の方から、海外からの観光客へのサービス提供の工夫や、インバウンド需要に対応するための取り組み、さらに海外インターンシップ生の受け入れ経験や課題について具体的にお話を伺いました。学生たちは、地域観光と国際人材の関わりを学ぶ貴重な機会となり、観光とビジネスの両面から徳島の魅力を理解することができました。 続いて、かずら橋やびわの滝を見学し、徳島の豊かな自然美を体感しました。
今回のフィールドワークは、留学生と日本人学生が共に学び、交流を深める場として大きな成果を収めました。また、徳島の観光資源や地域企業の取り組みを知ることで、留学生の日本文化理解や地域定着の推進につながることが期待されます。
グローバル推進部門では、今後も本事業を通じて、留学生、日本人学生、地域の方々の交流をさらに推進し、相互理解を深める機会を創出してまいります。

徳島の観光資源や海外からの観光客について学ぶ

笑顔あふれる祖谷かずら橋での集合写真