私のプロジェクトのテーマは、「阿波踊りの世界発信」です。
このプロジェクトの発端は、私自身が阿波踊りが大好きだということはもちろんですが、阿波踊りは徳島が世界に誇るべきものであり、外国人からの評価が高いにも関わらず、日本をはじめ世界では認知度がかなり低いということにあります。せっかくの宝をうまく外に発信できていないのはものすごく勿体ないことですし、動画やSNSによる発信も、果たして海外の方々の目に届いているかは分かりません。
そこで私は、世界中から留学生が集まる韓国の慶北大学校に1年間所属しながら、留学生や現地の人々に阿波踊りの魅力を直接届けます。具体的な活動の1つとして、現地で多国籍の連（踊りのグループ）を作ります。「誰でも簡単に踊れる」という阿波踊りの一番の魅力を生かし、阿波踊りの魅力や日本のお祭り文化を体感してもらうとともに、新たな発信者になってもらおうと考えています。
また、帰国後は留学中に得た経験やデータを生かし、世界への発信を大胆に続けるだけではなく、外国人観光客向けサービスの充実など、外から人を受け入れる体制を整えることにも寄与していきたいと思います。さらに、2020年の東京オリンピック開催に向けて、日本全国へも阿波踊りをどんどんアピールしていこうと考えています。
1つ1つの活動が極めて困難だとは心得ていますが、大好きな阿波踊りがより多くの人に認知され、大好きな徳島にたくさんの人が訪れるように、準備を怠らず必ずプロジェクトを実現させたいと思います。
私にとっても人生で初めての留学なのですが、この制度、応募しない理由がないと思います。支援内容も申し分ないものですし、自分のやりたいことで自由にプランを組めるというのは非常に魅力的です。そしてなにより、日本全国に海外へトビタツ仲間やコミュニティができることは本当に素晴らしいことだと思います。
「『トビタテ！留学JAPAN』を聞いたことはあるけれど、内容をよく知らない」という話をよく耳にしましたが、何も分からない場合はまず学内で開催されている説明会に行ってみると良いと思います。やはり都市圏に比べると情報の圧倒的な差があるとは思いますが、その差は必ず埋めることができますし、地域人材コースという地方の学生に有利だと思われるコースも生まれました。
そして、もし少しでもトビタテへの興味や海外でやってみたいことがあれば、まずは坂田先生や国際課を訪ねてみて欲しいです。「実現できそうにない」「自分には無理だ」と思わず、最初はぼんやりとしたビジョンでも、次第にアイデアやチャンスは生まれていきます。私もたくさんの方々にお世話になりながら、準備を続けていました。具体的なプランが思いつかず、何度も挫けそうになりましたが、「絶対に合格したい」という思いがあれば、次第に考えるのが楽しくなっていきました。やはり何事も楽しんだもの勝ちです。
もちろん、私も必ず相談に乗りますし、この制度や留学に関する情報を自分からどんどん発信していきます。「地方の学生でもやれる」僕はそのことを証明していきますし、1人でも多くの徳大生の方々に挑戦していただきたいです。ぜひ皆さんも一緒にトビタテ！しませんか。
〒770-8502 徳島市南常三島町1-1
徳島大学 常三島キャンパス
地域創生・国際交流会館4階
高等教育研究センター学修支援部門国際教育推進班
